三日坊主である。だが、今回は三日で戻ってこられた。
『博士の愛した数式』(小川洋子、新潮文庫)、チマチマと読んでいる。
そろそろ面白いところに入ってきた。
同著者の『世にも美しい数学入門(ちくまプリマー)』とセットで買って、
そちらは対談ということもありすぐに読み終えた。
数学者の見ている世界、数学者の見ている「美」とは何なのか。
高校数学も投げ出した私だが、にわかに意欲が湧いてきた。
「数学の美の一端に触れてみたい---」
さしあたってやるべきはSPIの非言語問題対策というのが、何ともである。
フィロソフィー=愛智。
取り組むべき事を決めるのが自分ならば、
無関心という壁を作るのもまた、自分である。
意識できる範囲で、壁を作らずにやっていけたらと思う。
『思考の補助線(茂木健一郎、ちくま新書)』
『生物と無生物のあいだ(福岡伸一、講談社現代新書)』
購入。思考の補助線は1章、生物と〜はさわりだけ読んだ。
思考の補助線・1章にちょっとした気づき。
「数理的な・厳密な論理も『曖昧さを持つ脳』から生み出されている。」
「人が感じる『曖昧さ』は、脳の精密なメカニズムから生み出される。」
二重螺旋である。数の真理を追い求める数学者にとって哲学はもの足りず、
逆に数的真理は哲学者にとって薄ぺらく感じられるという。
「知識欲は人の持ちうる最も強い欲である」とは茂木の言で、私には未だ
燃え上がるような知識欲は感得できない。「人の業とは深いものだな・・」と
知った風をする止まりである。
ただ、上にも書いたが、壁を崩せば世界は拡がる、というのはどうやら真実で
だったら何にでも手を出してみよう。それが今の気持ちである。
ピタゴラス。アリストテレス。(飛んで)レオナルド。どんな世界を見ていたのか。
いつになく(本当か?)ポエミーだが、本人いたって大まじめである。
いい加減鬱のタネも尽きた、ということだろうか。そうならばありがたい。